中学受験の勉強はいつから始めればいいの?

この記事を読んでいらっしゃるのは、おそらく小学生のお子さんを持ち、中学受験させようと決めている、もしくは受験させようか迷っていらっしゃる保護者の方だと思います。

中学受験勉強に関して最も気になることの一つが、「いつから受験勉強を始めればいいのか?」ということですね。

 

普通いつからはじめるんだろう…?

受験勉強を始める時期は、ご家庭によって様々です。
また、早く始めたからといって、必ずしも合格率が上がるとは限りません。

6年生から初めて間に合う子もいますし、1年生から塾に通っていたけれど思っていたような中学には合格できなかった、という子もいます。

塾に入る場合、「4年生になる直前」、つまり「3年生の冬」に入塾し、受験勉強を始める、というご家庭が比較的多いようです。

 

受験勉強をはじめるおすすめのタイミングは?

受験勉強を始めるにあたって、私がオススメするのは、ずばり「4年生の春」です。
塾に入る場合は、上でご紹介したように、「3年生の冬」ですね。

なぜこの時期なのでしょうか。理由は2つあります。

 

①受験までまだ十分な時間がある

中学受験勉強では、思いもよらないことが本当に沢山起こります。

初めてのテストで信じられないような低い点数を取って来たり(私は、初めて受けたテストで社会が3点でした笑)、大人からすると「なんでこれが分からないんだろう?」と思うような部分でつまずいて何時間も考えていたり、、、

 

5年生から受験勉強を始めると、4年生から始める子が3年間かけてやることを、2年間で済ませなければならないわけですから、苦手な分野があっても、じっくりと取り組んで克服する時間があまりありません。

6年生から始める場合はなおさら時間に追われることになるでしょう。

その点、4年生から始める場合は、時間に余裕がありますから、テストでつまずいた分野や、理解が浅い分野にたっぷりと時間をかけ、2年間かけてしっかりと基礎力を固め、6年生で発展的な内容を学習するための土台を作ることが出来ます。

この「基礎力という土台」は、受験をする上でとても大切です。
基礎力が出来ていないと、当然応用問題は解けませんし、何よりみんなが確実に得点してくる「基本問題」を入試で落としてしまうことが一番痛いです。

大切な基礎力を2年間かけてしっかり養成するためには、時間が必要なのです。

 

②「受験」というものをしっかり意識して勉強できる

中学受験勉強を開始する時期として私が「4年生の春」をおすすめするもう一つの理由が、「きちんと受験を意識して勉強できる年齢になっている」ということです。

例えば1年生で受験勉強のため塾に入ったとしても、子どもにとって6年先はものすごく遠く、自分が受験をしている姿などほとんど想像すらできません。
このような状態では、受験に向けて意識を高く持って勉強をする、ということはあまり期待できません。

受験を見据えて、せめて勉強習慣だけでも…という思いで小さいうちから入塾させる親御さんもいらっしゃいますが、勉強習慣だけなら、学校の宿題をしっかりこなしていれば問題ないでしょう。
それ以外の時間は、子供らしく、楽しい遊びに時間を使わせてあげたいものです。

 

4年生くらいの年になると、子ども自身、自分の意志で受験を目指し、学習に励むことが出来ます。
塾のカリキュラムもこの時期から本格的に受験を見据えたものになりますし、学校の友達の中にも受験勉強を始める子が出てきますので、お互い良い意味で刺激しあうこともできるでしょう。

このような理由から、特別な事情がない限り、本気で中学受験を目指すのであれば、4年生から受験勉強を始めることをお勧めします。

 

5年生から始める場合はどうすればいいの?

4年生から始めるのがいいと申し上げましたが、そうはいっても、事情があって5年生からしか始められないご家庭や、ご両親が「そんな早くから勉強ばかりさせたくない」というお考えのご家庭も多く、5年生から受験勉強を始めるということは決して珍しくありません。

実は私の家もそうでした。
私も4年生の頃から、受験をする友達も塾に行き始めたし、自分も勉強を始めたいなと思っていたのですが、父があまり早く始めることには反対で、勉強を開始したのは5年生でした。

それでも第一志望校には合格しましたし、中には6年生から始めて難関校に合格するお子さんもいますので、5年生から始めたのではもう手遅れ、ということは決してありません。

しかしここで注意しなければならないのが、必ず基礎から始めるということです。

そんなの当たり前じゃないか、と思われる方もいらっしゃるでしょう。

しかし意外とそうはいかないものなのです。周りの4年生から始めた子たちはどんどん先に進んでより難しいことを習っていますし、模試なども、5年生から始めたお子さんにはかなり難しく感じられるでしょう。「自分も早く難しいことを勉強してみんなに追いつかなければ」と思ってしまうかもしれません。

しかし、基礎が出来ていないうちは、決して難しいことに手を付けてはいけません。

みんなが旅人算を勉強していても、自分はまだ基本的な速さの3公式が分かっていないのなら、焦って旅人算を勉強する前に、速さの3公式をしっかり身につけなければなりませんね。

5年生から始める場合、周りがどんなに先を行っていても、模試でどんなに難しい問題が出ても、自分のするべきこと(基礎)に集中する、という強さが求められます。

その点、5年生から始める場合、集団塾に通うより、自分のペースで進められる個別指導塾や家庭教師をおすすめします。

そもそも集団塾は、4年生でやったことは分かっている前提でどんどん先に進んでいくので、ついていくのが大変ですし、自分がつまずいてしまっても、そこで授業をストップしてはくれません。

私としては、4年生から始める場合も、集団塾より個別指導や家庭教師をおすすめしますが、5年生から始める場合はなおさらです。

本人とご両親、先生の間でよく話し合いながら、お子さんの進み具合に合わせて、オリジナルのカリキュラムに沿って学習を進めていきましょう。

 

個別指導塾や家庭教師にデメリットはないの?

これまで集団塾より個別指導や家庭教師をおすすめしてきましたが、やはり集団塾にしかないメリットもあります。

一つ目は費用の面です。個別指導塾に通ったり家庭教師をつけたりする場合、集団塾よりも費用がかかるのが一般的です。

また、競い合う仲間の刺激、という面でも、集団塾の方が勝るでしょう。

よって、受験にあまり費用をかけられない場合や、お子さんが競争好きで競い合った方がやる気が出るという場合は、集団塾も選択肢に入るでしょう。

しかし、集団塾に入る場合も、基礎が出来ていない場合はしっかり自宅で補うということを忘れないようにしてください。

まとめ

「中学受験勉強はいつから?」と聞かれれば、私は「4年生から」と答えますが、5年生から始めるお子さんもたくさんいます。その場合は、周りが先を行っていても焦ることなく、ぜひ基礎を先に固めることに集中してください。

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