勉強する子に育てるにはどうすればいいの?現役家庭教師が答えます

自分の子はどうして勉強しないんだろう?

隣の子はあんなに勉強好きで成績がいいのに、どうしてこの子は…

そう思っていらっしゃる保護者の方はたくさんいらっしゃいます。

一体、勉強することしない子は何が違うのでしょうか。

ここでは、「どうすれば勉強好きになってくれるのか」ということに関して、今まで家庭教師として、様々なお子さんや、保護者の方とお話ししてきた経験から見えてきたことをお話ししたいと思います。

 

勉強する子の家庭の特徴は?

実は、勉強が得意な子の多くに当てはまる特徴として特徴として、「両親のことが好き、両親を尊敬している」ということが挙げられます。

「勉強が良くできて自慢の子どもだから、親もあまり叱ることなくかわいがって、親子の仲が良くなるのだろう」

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

これは半分正解で、半分不正解です。

 

確かに、勉強を積極的にする子供のご両親は、子どもにうるさく「勉強しなさい」と言わなくても勉強してくれるので精神的なストレスが少なく、子どもにとっても親に叱られることが少なく、むしろ親や周りのおとなに褒められることが多いので、親に対してあまり嫌な感情を抱くことがなく、両親と仲良くできる、ということもあるかもしれません。

 

しかし、逆に考えることもできます。

大好きで尊敬できる親がいるから、いつも楽しく、安心して勉強や色々なことを頑張れる、というパターンです。

私の教え子の中には何人も、そういうお子さんがいます。

例えば、小学6年生から中学受験勉強を開始して見事第一志望校に合格されたあるお子さん(以下Aさん)は、よく休憩時間に、家族の話をしてくれました。

家族とこんなことをした、あんなことをした、晩御飯の時にこんなことを話した…などなど。

話す様子はとても楽しそうでした。ご家族のことが大好きなんだな、という印象を受けました。

ちなみにAさんは家事の手伝いにも非常に積極的で、お母さんをよく手助けしていました。

 

また、身内の自慢のようになってしまいますが、私自身、自分の両親を幼いころからとても尊敬しています。

夫婦仲が良く、両親がけんかをしているのを見たことは一度もありませんし、いつも穏やかで、優しく接してくれました。私はおっちょこちょいで、よくドジを踏み、たまに弟にもバカにされる始末でしたが、そんな私に対して両親はイライラしたり叱ったりすることはなく、寛大に見守ってくれました。

その結果、私は親に認められながら、ストレスもなくのびのびと成長し、勉強も含め様々なことに積極的に取り組めました。

 

このように、子どもがいつも楽しく、心穏やかでいられる環境づくりを親がしてあげられるかどうかというのは、後々の子どもの心の成長に、非常に大きく関わっていると考えられます。

 

頭がいい子の親は子供の勉強に全然口出さないって聞くけどほんと?

よく、「出来る子の親は、子ども『勉強しなさい』と言わない」と聞きますよね。

これは実際その通りなのですが、決して子どもの勉強に無関心、全く関わらない、というわけではありません。

むしろ、子どもの関心や学習の様子に、深い関心を持っている、と言えます。

家庭教師の目から見ていると、比較的勉強が苦手な子の親御さんは、テストの点数で子どもの勉強の出来を判断しているのに対し、勉強が得意な子の親御さんは、子どもが何に興味を持っているのか、どんな分野が比較的苦手なのか、その理由はなぜか…というような具体的なお話をなさいます。

お子さんの関心や、得手不得手に関して、深いところまでしっかり見ていらっしゃるんだな、と感じます。

 

また、子どもと一緒に勉強をする、という親御さんも多いです。

例えば先ほどのAさんのお父様は、新聞の中から、Aさんが興味を持ちそうな記事を切り抜いて、一緒に読みながら話をなさっていました。
実際Aさんは、社会が大の得意科目でした。

このようなお父様ですから、Aさんが幼いころから、色々なことに興味を持って楽しく学べるよう、工夫をされていたことは、想像に難くありません。

Aさんは、「1年生の頃は、お母さんが一緒に字を書く練習をしてくれた」とも言っていました。

 

このように、子どもがのびのび学べるように、というご両親の工夫が、子どもの学力向上へと貢献するのです。

 

わが子が勉強が得意になるにはどうすればいいか

どうすれば勉強が得意になるのか、という問いに対して、「完璧な答え」はありません。

そんなものがあれば、子どもの成績のことで悩む親御さんはいなくなるでしょう。

 

しかし一つ言えることは、「親が子供の興味関心に大きな影響を与える」ということです。

いつも夫婦喧嘩ばかりしていたり、ちょっと子どもが失敗したからと言って叱りすぎたりするようでは、子どもは親の顔色ばかりうかがうようになったり、余計なストレスが溜まってしまったりするに違いありません。

「子供が楽しんで勉強できるかどうか」は、もちろん学校や塾の先生の力量によるところもありますが、一緒に過ごす時間が長いご両親が、一番大きな影響を与える、と言って良いでしょう。

お子さんがどんなことに興味を持つのか、また持たないのか、という方向づけには、ご両親の日ごろの接し方が大きく関わっているのです。

 

ぜひ、お子さんが「学ぶことが楽しい」と感じられるように様々な工夫を凝らしてみてください。

私も家庭教師として自分自身日々勉強中ですが、お子さんのために工夫できることはたくさんあります。

 

少し具体的な話をすると、算数の問題に出てきた立体図形を一緒に画用紙で作ってわかりやすくしてみたり、本好きのお子さんに歴史物語を勧めてみたり、夜空を見ながら星座を説明したり…

ただ一緒に地図帳を見ながらその地域の話に花を咲かせるだけでも、一人で地名を暗記しようと奮闘するよりは、ずっと楽しめますし、記憶にも定着しやすくなります。

 

お子さんの心の声に耳を傾け、楽しめるよう工夫を凝らすことで、学ぶことの楽しさを伝えることが出来ます。

目先の点数を追い求めず、ぜひお子さんを長い目で見て、めいっぱい成長させてあげてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です